US大学巡り – SanDiegoで休日 – USS Midway

土曜日,サンディエゴ航空宇宙博物館の後,午後から博物館になったUSS Midwayへ.


途中で昼飯など食いつつ,バルボア公園からてくてくと徒歩で移動.
船体が巨大なのでMidwayはすぐに見つかったんだが,ふと対岸のNAS North Islandを見ると,
最新鋭の空母が停泊中だったりする.
USS Ronald Reagan.
早速中に入ろうと思ったんだが,修学旅行らしき日本の高校生集団が大挙していたので,
時間をずらすことにしてしばらく外から眺めることに.
しかし3月といえば旅行業界もハイシーズンだし,修学旅行で空母見に来るというのも珍しい.
エレベーターは休憩所みたいな感じになっている.
全長300m,全幅80mだけあってさすがに巨大.
艦尾.さすがに船体の凹みまではメンテしてないようだ.
アイランド.
入り口.
いよいよ艦内へ.入ったところはハンガーデッキ.
Midwayは掲示されている番号を押すと,その展示の解説音声を流す機械を貸してくれる.
日本語のもあるようだったが,まだ高校生が並んでいたので英語の方を借りる.
まぁ軍事関係は専門用語もそれなりに知っているし問題なし.
ハンガーデッキには主に土産物屋とフライトシミュレータ(というかゲーム),そしてレシプロ機が置いてある.
雷撃機 TBM Avenger.
急降下爆撃機 SBD Dauntless.
珊瑚海でもミッドウェーでも空母をぼこぼこと沈めやがったのはこのドーントレス.
攻撃機 A-1 Skyraider.
スカイレイダーはWWIIには間にあわず,朝鮮戦争で活躍.
プロペラ機のくせにペイロード3t.何でも運べる.
英語には「なんでもかんでも」という意味で “everything but kitchen sink” という言い回しがあるんだが,
スカイレイダーは本当にキッチンシンクを搭載して投下するという楽しいことをやっている.
このジョークを戦争中に敵地でやってしまうアメリカ軍はすごいのかアホなのか.
ハンガーデッキの後はその下の居住空間とかを見て回る.
乗員4,500人というだけあって,食堂はもちろん郵便局からクリーニングから銀行から,なんでもある.
じっくりとそれらを見て回った後は,いよいよ飛行甲板へ.
Midwayの飛行甲板は広さ16,000平方m.ちなみに装甲甲板で厚さは約8cm.
飛行甲板.これでも船の上.
ただ,広いと言っても飛行機が降りる場所としては異常に狭い.
よくもまぁこんなところに着艦できるものだと本当に感心する.
飛行甲板の上には比較的新しい飛行機がたくさん.
攻撃機 A-3 Skywarrior.
この攻撃機は核爆弾投下用.機体が大きいのでいろいろと改造され,写真のものは電子戦・空中給油兼用のEKA-3.
人気者,F-14 Tomcat.
解説の音声も「TOP GUNでおなじみ」と言っていた.
後ろから見ると薄い.
胴体下にかかえているのはAIM-54フェニックスだろうか.
展示してある機体は結構武装した状態のものが多いので,それを見た子供が
“Oh! Missile! Missile! That’s cool!”とか叫びながら興奮していた.
お子様大興奮のミサイル.
上がAIM-9サイドワインダー,下はAIM-7スパロー.
まだ現役 F/A-18 Hornet.
アメリカでは全機退役済 F-4 Phantom II.
ファントムは着艦の説明のところにもう1機展示してある.
着艦したところ.
ワイヤーにフックひっかけて止まるなんて,つくづくすごい人たちだ.
対潜哨戒機 S-3 Viking.
対艦ミサイル AGM-84 Harpoon.
やはりハープーンは大きいとか思ったが,よく考えるとこれで船が沈むんだから恐ろしい話だ.
ちなみに弾頭は222kg.
まぁサイドワインダーのわずか10kgの弾頭で飛行機が壊れるんだから,200kgってすごい破壊力なんだろうけど.
カタパルトにセットされた攻撃機 A-7 Corsair II.
A-7の位置から見たカタパルト.
ミッドウェイに搭載されているのはC-13スチームカタパルト2基.
ジェット機を静止状態から100m,2秒で時速300km/hまで加速する.
早期警戒機 E-3 Hawkeye.
ほかにもA-4,A-5,A-6の攻撃機シリーズとかヘリとかたくさんあったんだが,省略.
少々待ち時間が必要だが,アイランドにも上ることができる.
管制室より艦尾方向.
艦橋より艦首方向.
というわけで,昼から4時間近くかけて全60箇所のオーディオガイドも全部まわって満足.
名残惜しかったので夕方もう1回来て夕焼けの写真を撮った.

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